LDOレギュレータDC/DCコンバータ使い方
消費電流はデバイスがその性能を実現するために必要な動作電流です。他のデバイスに供給する電流や他のデバイスを駆動するための電流は含みません。したがって自己消費電流と表現する場合もあります。
リニアレギュレータ (LDO) において、消費電流は出力ON時にIC自身が消費する電流です。入力電流から出力電流を引いた電流であり、下図での制御回路部分に流れる電流に相当します。
図1. 自己消費電流
図2. RP109シリーズ 回路ブロック図
LDOには、ON/OFFをLogic信号で決める別の端子がついているのが一般的です。
図2でCE (Chip Enable) と書いてある端子がそれにあたります。
図2のCE端子を制御して出力がOFFしているときの入力電流をスタンバイ電流と呼んでいます。
出力がOFFなのでその時の出力電圧は、最終的には0Vに近くなります。OFF時出力ディスチャージ機能がある電源ICの場合はディスチャージ用のトランジスタでGNDにプルダウンされるほか、負荷によってディスチャージされます。OFF時出力ディスチャージ機能が無い電源ICの場合はLDO内部の高抵抗でGNDにプルダウンされるほか、負荷によってディスチャージされます。
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